漢字に使われるカタカナを探そう

1〜2年生で習う漢字には、カタカナが多く使われています。漢字に使われるカタカナ探しをしてみると、漢字に親しみを持てるだけでなく、部品の組み合わせで漢字をとらえる視点が持てるようになります。カタカナを漢字につなげるコツをつかむと、2年生以降の学習にも大いに役立ちます。

漢字学習が始まる前にカタカナを覚えてしまいましょう。カタカナは漢字習得に直結する重要な文字です。

カタカナと漢字は直線構成で、カタカナを書く時に必要な線の種類は漢字と同じです。

そして、漢字の中にカタカナはとても多く使われています。

初めて学ぶ漢字を見たときに、漢字の中にカタカナを見つけると、簡単に思えて、楽しく効率よく学習が進みます。

もし、カタカナが苦手でなかなか覚えられない場合は、無理してカタカナだけを覚えようとするのではなくて、漢字の中に使われるカタカナを見つけて、その時に一緒に覚えればいいですよ。

漢字は「基本漢字+部品+カタカナ」でできています

漢字の中にたくさんのカタカナが使われていることを知って、積極的にカタカナや部品のかたまりで漢字をとらえられるようになりましょう。

1年生の段階では、カタカナの発見を楽しみながら行うと、漢字は組み合わせでできていることが分かり、簡単だと感じます。

カタカナは1年生の漢字に21字、2年生の漢字に14字が出てきます。(それに比べ、ひらがなが使われているのは「く」しかありません。)

漢字に使われるカタカナは、そのままの形で使われる場合もあるし、四角枠の中にいくつかの部品を入れるために、形が少し変化して使われている場合もあります。

ミチムラ式漢字学習法では、細かい線や点を言葉で言うときにもカタカナを工夫して使っています。

例えば、外向きの点々=ハ 左はらいや左向きの点=ノ 内向きの点々=ソ などです。

その他にもたくさんあり、細かい部分の混乱を解消するのにとても役立ちます。

これらのことはカードの「書き方」・「部品カードのほかに、カードプラスや漢字eブックの「かいせつ」で説明しています。

今まで漢字を一本ずつの線の構成でしか捉えてこなかった人たちにとって、漢字の部品にカタカナを使うのは新鮮な視点だと思います。

しかし、そもそもカタカナは漢字の一部を取って作られた文字ですし、きちんと意味がある要素として漢字にカタカナが使われているのです。

参照:1年生の部品カードの後にある「1年・2年でカタカナをつかう漢字」の一覧を参考にして、「カタカナ探し」を楽しんでください。※ カタカナの習得に困難さを抱えている場合のアドバイスは、別項目で解説します。

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