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漢字学習を楽しく、有意義な時間にしましょう
下記は漢字eブック(2年生)を操作しているサンプル動画です。
小学生にとって、また小学生のお子様がいらっしゃるご家庭にとって、いつの時代も漢字学習はストレスの要因です。
宿題はやったのか、漢字テストの点数は何点だったのか、色々と気になりますね。宿題や漢字ドリルを嫌がる子どもと常に戦っている、そんな家庭も少なくないと思います。
しかも、3年生で習う漢字は200字。2年生から字数がグッと増えます。さらに、画数が増えて難しい漢字も多くなります。
こんなにたくさんの漢字を覚えられない、と途方に暮れてしまうかもしれません。しかし、3年生までの漢字をマスターできたら、4年生以降はとても簡単です。
そんなはずはないでしょう、と思うかもしれません。たしかに、抽象的な意味の漢字が増えて、あまり使わない漢字も多いです。しかし、4年生以降で習う漢字の80%は3年生までに登場する部品の組み合わせで書けるのです。
つまり、高学年で苦労する漢字をひたすら書いて覚える作業が単純計算で8割削減できます。とてもエコな覚え方だと思いませんか。
子どもにとっても保護者にとってもストレスフルな漢字学習の時間を少しでも楽しいものに変えましょう。
様々なアプローチで記憶する力を刺激します
ミチムラ式漢字学習法は、漢字の読み書きが苦手な子どもに寄り添った教材づくりを目指しています。
漢字が得意な子は、何度か書いたら覚えられるかもしれません。しかし、そうした子どもはほんの一握り。何度書いても覚えられない、忘れてしまう子は多くいます。
そこで、漢字eブックでは様々な切り口から漢字を覚えやすくする、楽しく取り組めるような配慮をしました。下記のようなポイントは漢字ドリルなどの紙の教材では決して実現できないレベルの内容だと思います。
例として「遊」のページの中身を紹介します。
聴覚優位な感覚の子どものために、部品の組み合わせ方を読み上げる音声を用意しました。
プロの声優さんに依頼して読み上げてもらった音声を収録しているので、子どもにとっても聞きやすいと思います。
すべての漢字の読み方と書き方(部品の組み合わせ方)を収録していて、さらに「ゆっくりバージョン」と「早口バージョン」の2種類の音声があります。そして、これらの音声はボタンをタップするだけで再生されます。
最初はゆっくりバージョンで読み方と書き方を確認します。細かい部分を確認できたら、次は早口バージョンで「せーの」掛け声とともに、読み方と書き方をセットで一緒に元気にリズムよく唱えて覚えましょう。何度も書くより早く、簡単に覚えられるはずです。
視覚優位な子どもにとっては、部品の組み合わせ方のスライドが役に立つはずです。
1画ずつの足し算ではなく部品のかたまりごとに示しているので、漢字の書き方がとらえやすくなると思います。スライドの内容は漢字カードと同じで、教科書に示されている書き順通りに書けるように組み合わせ方を工夫しています。
スライドは自分のペースでボタンをタッチして操作可能です。全体をカシャっと映像で記憶してしまうような視覚優位で漢字が苦手な子も、部品のかたまりごとにとらえるように導くことで覚えやすくなると思います。
漢字は丸暗記するものではありません。漢字は意味がある部品の組み合わせで構成されているので、組み合わせの意味を知ることで漢字を理解して覚えられます。丸暗記するのと違って覚えやすいですし、印象に残りやすいので忘れにくくなります。
なりたちを読んでもよいし、自分で勝手にストーリーを組み立てて覚えてもよいです。こうした漢字を理解して覚えるための解説をすべての字につけています。
また、3年生が間違えやすいポイントや混同しやすい字などについても丁寧に示しました。
漢字学習は一字の読み書きができるようになって終わりではありません。その先にある漢字を使った言葉を多く知ること、使える言葉を増やすことが最終ゴールです。
そのために、新しく覚える漢字が使われている言葉を多く掲載しました。
また、子どもが楽しんでページをめくれるように、すべての漢字に言葉とセットのイメージ写真を用意しました。これらの写真を眺めるだけでも、子どもたちが普段は使わない、でも日常生活ではよく使う言葉に触れることができるでしょう。
英語を教えるのと違い、日本人ならほとんどが子どもに漢字を教えられます。しかし、辞書を開いて意味を調べたり、言葉を集めたり、子どもへの解説を考えるのは時間も手間もかかります。
しかし、それらの手間をすべて漢字eブックが解決します。
最初のうち(とくに低学年)は子どもと一緒に取り組むのがよいですが、そのうち慣れてくれば子どもは自分で勝手にページをめくりだすでしょう。できるだけシンプルな操作方法で扱えるように工夫したので、子どもはすぐに漢字eブックを使えるようになると思います。
iPad や iPhone があれば、出先やちょっとしたすき間の時間にさっと漢字eブックを開いて、楽しく漢字学習に取り組めますよ。ぜひご活用ください。
そして、「漢字は書いて覚えるもの」という固定概念を捨てましょう。漢字を書きたい、書いて覚えたい子は、従来の方法を継続すればよいですが、漢字を何度も書かずに唱えて覚える「新しいスタイルの勉強法」を子どもたちはきっと気に入ってくれると思います。