漢字学習をあきらめない|4〜6年生

小学校で習う漢字は、中学以降の学習はもちろん、社会生活を送るうえでとても重要です。だからこそ、「漢字が苦手」を克服してから小学校を卒業しましょう。下学年の漢字を効率よく復習、部品の組み合わせで漢字をとらえられるようになれば、苦手を克服するのに多くの時間は必要ありません。

漢字を覚えるのが苦手な原因・理由は人それぞれに異なります。

また、何年生ごろから漢字に苦手意識を持ち始めたかによっても対策の仕方が少し異なります。

しかし、とにかく小学校を卒業するまでの間に、いろいろなやり方を試しながら頑張りましょう。

やり方次第で復活も可能

学習の基礎となる漢字の読み書きがが苦手なまま中学校に進むと、学習全般で苦労します。

将来にも不安が残ることは、本人も感じていることが多いです。

だから、漢字を覚えることを決してあきらめないでください。

漢字の「読み書き」を短期間で復活させるのもやり方次第です。多くの時間は必要ありません。

そして、復習する際に気をつけてほしいポイントは次の通りです。

漢字の苦手さを「読み」と「書き」に分けて分析する

読みが苦手なら「読めるための復活方法」、書きが苦手なら「書けるための復活方法」の記事を参照してください。

読めるための復活方法|4〜6年生 書けるための復活方法|4〜6年生

3年生までの漢字、とくに部品に重点を置いて復習する

3年生までに習う全ての字を復習する必要はありません。漢字を構成する「基本漢字、部品、カタカナ」の3種類の中で「部品」を覚え直すだけでも十分に先に進めます。

組み合わせる字や部品の配置を唱えて覚える

3年生までの漢字を復習するときも書く必要はありません。カード裏面の読み方と表面の書き方を唱えて覚えましょう。10回書くより、10回唱えたほうが、本人の負担も少ないはずです。漢字のしくみをとらえて、エキスだけを合理的に効率的に復習するのです。

部品に「分解・合成」する視点で漢字を見る

3年生までの漢字を復習をする中で、漢字を「部品に分解・合成」する感覚をつかめるようになってください。

以上のような復習は2、3ヶ月あればできます。

やる気があれば、1ヶ月で復習の方法と「部品に分解・合成」する感覚をつかめるでしょう。

そうなった後の復習は加速度的に進みます。

自信を持って中学へ向かうために

これまで漢字が苦手な6年生に多く出会ってきましたが、彼らがみんな「漢字が苦手なままではいけない、できるようになりたい!」と心のなかで思っていることを知っています。

そして。その子たちに上のような復習方法を伝えて、夏休み・秋・冬休みなどのまとまった時間にしばらく頑張ってもらったところ、驚くほど成果が上がっていく様子も実際に見てきました。

小学校で習う漢字は、中学校での学習面はもちろん、日常生活でもよく使うものが多いです。

だから、漢字を覚えることを決してあきらめないでください。

そして、苦手な漢字を克服することは他人にやらされるものではありません。

自ら危機感を持って、自分の意思でこれから先のことを考えて、自ら取り組むから成果が出るのです。

大事なのは本人のやる気です。

小学校を卒業するまでに、たとえ完璧に覚えられなかったとしても、本人が「イケそうだ!」と思えるまでになっていたら、自信をもって中学校へ向かえます。

だから、「漢字学習をあきらめない」強い決意を持って取り組めるように、ぜひともサポートをお願いします。

苦手な特性がある場合は、別の方法を検討する

読み書きに苦手な特性がある場合は、PCやタブレットを活用した学習に切り替えることも検討しましょう。

幸いなことに、今はそれが許される時代だし利便性も向上し続けています。

そして、漢字学習は「読めて、使えることが大事」です。決して書けることが最大の目標ではありません。

漢字は読めて、使えることが大事|4〜6年生

入力で文章を作れるようにするためにも、漢字学習は必要です。

だから、PCやタブレットの活用を始めたとしても、漢字学習はあきらめずに継続してほしいです。

これからはAIが文章を作ってくれる時代になりつつありますが、それらを使いこなすためにも正しい知識、言葉を使いこなすための学習が必要だからです。

なんの準備もなく中学校へ入学したら、環境も激変していろいろと大変なので、本人がやる気をもって学習に取り組めるような状態になってから、中学校へ向かえるようにしてあげてほしいです。

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