身近にある言葉に目を向けよう

日常生活でよく使う言葉には、1〜2年生で習う漢字がたくさん使われています。そうした言葉の中に書けるようになった漢字を見つけましょう。そして、自分で発見できたら「スゴい!」とほめてあげてください。発見した喜びが学ぶ楽しさにつながり、言葉のアンテナが広がっていきます。

1年生と2年生で習う漢字は、漢字二字の熟語となって多くの言葉を作ります。

そして、そうした熟語の多くは「音読み+音読み」で読まなくてはいけない言葉(漢語)であることがほとんどです。

そして、とくに1年生と2年生で習う漢字を使った言葉は、日常生活でもよく使います。

また、家の中にある様々な商品のパッケージや街中で見かける看板やスーパーなどのお店の中など、探そうと思ったらいくらでも見つかります。

覚えた漢字や知っている漢字が組み合わさっている言葉を探して発見すると楽しいですよ。

「読める!」といううれしさと共に、言葉を増やすきっかけになるでしょう。

漢字カードのウラ面の下段には、よく使う言葉を並べています。

3年生以上で習う漢字を使う言葉も多くのせていますが、子どもでも聞いたことのある言葉があると思います。

1〜2年生には難しい、まだ習っていない漢字が多いからと敬遠するのはナンセンス、読める漢字、知っている言葉はどんどん増やしましょう。

そもそも、漢字を覚える順番は自由です。学年配当漢字を超えて、先取りで覚えたって構わないのです。

教科書に出てくる漢字の順番も単元の都合であって、決して効率的な順番というわけではありませんよ。

低学年の段階では、教科書だけに頼った漢字学習で終わらせるのではなく、習った漢字が生活の中でどんな言葉に使われているかを知り、世の中は言葉であふれていることに気が付くことも大切です。

そして、まだ正確に読めないかもしれないけど、「読めるようになりたい」という意欲や「どんな漢字で書かれているのだろう」と興味をもてるように導くことも大切です。

こうした取り組みをゲーム感覚で楽しく行ったり、読める成功体験を積み重ねてたりしていくことが、高学年に向けた布石となります。漢字だけでなく学習全般で大いに効果を発揮していくことでしょう。

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