デジタル漢字学習教材「漢字eブック(電子書籍)」について

 現在、1〜3年生の漢字eブック(光村図書版)をApple ブックストアで販売中です。

 ミチムラ式漢字eブック 1年生

 ミチムラ式漢字eブック 2年生

 ミチムラ式漢字eブック 3年生

 iPadやiPhoneをお持ちの方は、無料で立ち読み可能です。ぜひアクセスしてみてください。

漢字を読めて、使える! ところまで導く

 現在発売中の漢字カードから内容をさらに発展させて、「読める、使える、言葉を増やす」ところまで導くことを目的に製作したのが「漢字eブック」です。

  iPadやiPhoneなどのApple製品を学習目的で活用されているお子様にオススメです。

2年生の漢字eブックを操作している様子の動画です

漢字eブックの中身をさらに詳しく

 漢字eブックでは、読み方と書き方を唱える音声ナレーションを再生できます。

 プロの声優さんに読み上げてもらったものを収録しているので、とても聴きやすいと思います。

 また、タッチ操作でスライドをめくったり、異なる写真を大きく表示させることもできます。

 2年生の学習教材としては膨大な情報量に感じるかもしれませんが、まずは上半分を触って眺めるだけでも子どもは楽しく取り組めると思います。

道村静江

 なかには読みたい子どももいるかもしれないので、一応すべてにルビを振ってありますが、2年生の子どもがこれらの言葉をすべて理解して、読めるようになってほしいということではありません。小学校を卒業するまでに知っておいたらよい言葉と捉えてください。

 下半分の情報は学校の先生が手元に置いておくのにも便利な情報です。

 たとえば「分」ですが、たくさんの意味があって多くの言葉に使われている字です。

 さて、どんな言葉があるでしょうか。

 急に言われても、大人でもなかなかスッと多くは出てこないものです。

 しかし漢字eブックが手元にあれば、下記のような語例が一覧できます。

 すると、子どもたちに

 「気分、水分、分担、聞いたことがあるよね?」

 「じゃあ、分裂は?」

 「ゴミの分別は当然知っているよね。」

 といったような問いかけをしながら授業や学習を進められるでしょう。

 言葉の意味を理解するためのイメージ写真も1字につき最大6点を掲載。子どもたちはこうした写真を興味津々でのぞき込むでしょう。

 2年生の教科書には載っていない語例もたくさん掲載しています。

 そのなかでも普段の生活で聞いたことがある言葉、知っている言葉と漢字を結びつけてあげることで、子どもの言葉の世界が広がります。

 もちろん、ここにある言葉を2年生ですべて覚えましょう、ということではありません。

 でも、小学校を卒業するまでには知っておいてほしい言葉ばかりです。

 漢字学習で本来目指すべきゴールは「漢字を書けるようになること」ではありません。

 「読める言葉や使える言葉を増やす」ことです。

 読み書きは唱えて覚えるスタイルで簡単にすませて、言葉を知る、増やすことに余った時間とエネルギーを使いましょう。

道村静江

 辞書を開いて語例をいちいち用意するのも面倒でしょうから、そんな場面で先生や指導的立場にある大人が本書を活用いただくことも大きなねらいです。もちろん保護者の方が子どもと一緒になって眺めるのが理想的です。

 漢字eブックは言葉を増やす用途で漢字図鑑のような眺め方で活用するのもよいでしょう。

 漢字が苦手な高学年の子どもは、漢字eブックを活用して低学年の漢字を復習すると、現学年の漢字がとても覚えやすくなります。

4年生〜6年生で取り組む漢字の覚え方・教え方

となえておぼえよう

 表示される漢字のタイトル(読み方)と部品の組み合わせ方(書き方)は、現在発売している漢字カードと同じです。これにナレーションがつきました。

 「よみかた」と「かきかた」はゆっくり丁寧に、「となえておぼえよう」では省略・早口バージョンの音声が流れます。

 上部のスライドはタッチ操作で次のスライドへ移動できます。音声に合わせてタッチしながら、書き方を確認したり、一緒に唱えて漢字の読み書きを覚えられます。

2年生「海」のよみかき

3年生「球」のよみかき

 上の学年で習う単漢字などが出てくる場合は、レベルアップバージョンで覚えることもできます。

かいせつ

 漢字のなりたちにふれながら、ミチムラ式漢字学習法オリジナルの漢字を覚えるコツやポイントについて、低学年でもわかる、読めることを意識した「かいせつ」を書き下ろしています(現在執筆中)。漢字を単に暗記するものではなく、理解して覚えられるようになってもらうためです。

 部品が出てくる場合は、部品の名前、書き方のスライドも用意しているので、漢字カードと違ってすぐに確認できます。

2年生「海」のかいせつ

3年生「球」のかいせつ

言葉集

 1~3年生の本は右のページが言葉集になっています。新しく覚える漢字がどんな言葉に使われているかを一覧できます。

 ページ上部には、言葉の意味理解を助ける写真を大きく配置しました。ボタン操作でスライドを切り替えられます。

2年生「海」の言葉集

3年生「球」の言葉集

 ページ下部の「◯を つかう ことば」のスライドに並べた言葉は、すべてを覚えてほしい、意味を理解してほしいということではありません

 これらの言葉群のなかから見たことや聞いたことがある言葉を探したり、覚える漢字がどんな言葉に使われているかを知るなど、言葉に意識を向けることがねらいです。

これだけの言葉を並べる必要があるのか?

 言葉集に掲載する言葉群はNTTコミュニケーション科学基礎研究所の「単語親密度データベース」を参考に、基本的に親密度の高い言葉から順に並べています。つまり新しく覚える漢字1字が含まれる単語のなかで多くの人が知っている、よく使われている順番ということです。

 低学年には難しい言葉も多く並んでいます。しかし、小学校を卒業するまでには知っておいてほしい言葉がほとんどです。

 しかし、ミチムラ式漢字学習法は漢字1字の読み書きは簡単に覚えて、漢字を使った言葉を増やす・使える言葉を増やすことがテーマなので、こうした構成にしました。

 1字の読み書きを覚えて終わってしまいがちな漢字学習において、言葉に意識が向くことで漢字を読める、使えるようになるところまで子どもたちを導くことが大切と思っているからです。

 こうした漢字と言葉を結びつける学習はとても大切ですが(ここが漢字学習の本当の目的)、学校や一般的な教材はここまでやりません。

 なぜなら漢字を書けることが最大の目標になってしまっているので、言葉を覚えるところへたどりつかないからです。難しいと敬遠されてしまうことも一因でしょう。たしかにこれだけの言葉がずらっと並んでいると、子どもは嫌がるかもしれないので、これから少しずつ改良を重ねていきます。

 復習用途でも活用できます。たとえば1年生で習う「一」や「生」などの漢字は、ほとんどの子が書ける簡単な字ですが、上の学年で新たに加わる読み方を学校や教科書は丁寧に教えてくれません。下手をすると、小学校のうちに知っておくべき言葉を知らないまま卒業してしまうこともあるからです。

 とくに、特性があって高学年で漢字学習に困っている子どもが低学年の漢字を復習するときにはとても役立つはずです。

なりたち

 なりたちの部分は「視覚障害者の漢字学習シリーズ」から転載しています。

 漢字は起源が古く、時代とともに字体が変わっていることもあり、漢字のなりたちは辞書や学者によって様々な説明があります。しかし、ここで掲載するのは盲学校の子どもたちに理解してもらうことを前提にした、わかりやすい成り立ちを参考にして書いたものです。

2年生「海」のなりたち
3年生「球」のなりたち

 低学年には難しいと思うので、子どもは読まなくてもOK(子ども向けのかいせつでも触れています)。

道村静江

 なかには興味があって読みたい子どももいるだろうと思うので、学年レベルに応じて未習漢字にはルビを振っています。

大人の解説

 1~2年生には大人向けの解説を書き下ろしました。

 子どもは知らなくてもよい内容ですが、保護者や先生など、指導的立場にある方にお読みいただけると、中学校まで続く9年間の漢字学習を見通した指針を得られるはずです。多くの人が知らない、へ~と納得できる話を多く盛り込みました。

2年生「海」の大人の解説
3年生「球」の大人の解説

 3年生以降は大人の解説がある字とない字があり、子ども向けの解説と一緒にまとめる予定です。

発売予定/価格

光村図書準拠シリーズ税込価格(発売予定時期)

  • 1年生|1,200円|販売中
  • 2年生|1,800円|販売中
  • 3年生|2,000円|販売中
  • 4年生|2,000円|6月下旬 8月上旬
  • 5年生|2,000円|7月下旬 9月中旬
  • 6年生|2,000円|8月下旬 10月下旬

漢字eブック(電子書籍)の詳細

動作端末および環境:AppleBooksがインストールされたiOS12以降、macOS10.14以降のデバイス、またはiBooks3.1以降とiOS6.1以降を搭載したiOS デバイス、iBooks1.0以降を搭載したOS X 10.9以降を搭載したMac ※ Andoroid、Chrome、Windows のOSに対応した電子書籍の発行は未定です。

販売ストア:Apple ブックス ストア

データ容量:1学年につき200〜350MB程度になる予定(そこそこ重いです)

 まずは光村図書準拠のシリーズからですが、今後 東京書籍 教育出版のシリーズも追加していく予定です。

 冒頭の単元はAppleブックストアで立ち読み(無料)が可能なので、iPadやiPhoneをお持ちの方はぜひ実際の「漢字eブック」がどんなものか触ってみてください。

 iPhone または iPadからは、無料で立ち読み可能です!

 ミチムラ式漢字eブック 1年生(Appleブックストア)

 ミチムラ式漢字eブック 2年生(Appleブックストア)

 ミチムラ式漢字eブック 3年生(Appleブックストア)

画像をクリックするとページにジャンプします。

 このウェブサイトからダウンロードいただける無料サンプル(下記リンク先)はAndroid、Chrome、Windows OS の端末でもご覧いただけます。

 ただし、Apple製品以外をお使いの場合は、別途アプリケーションの追加などが必要になる場合があるので、タブレット端末やPCの扱いになれた方向けです。どなたか、周りの詳しい方に聞くなどしてご対応ください。

 ※ Andoroid や Windows PC 向けの電子書籍の発売は今のところ未定です。

漢字eブックを立ち読み(無料)する

なぜ電子書籍なのか

 現在、製作中の漢字eブックは電子書籍です。アプリではありません。

 電子書籍を触ったことがないという方は多いと思います。しかし「漢字eブック」を電子書籍としてリリースすることにしたのは、下記の理由からです。

  • 紙と違って、掲載できる情報量に制限がない(とくに写真を豊富に掲載できる)
  • アプリと違って、動作の安定性が抜群によい
  • 印刷物、アプリと違って、製作コストが格段に安い

 たとえば漢字eブックを印刷物にして、同じ情報量を載せると1000ページを超えてしまいます。

 そしてオリジナルのアプリを製作するには、ウン千万円の製作費が必要です。現在の私たちにはそのコストを負担するだけの力がありません。

 つまり、印刷物にしても、アプリにしても、1冊あたり〜2,000円、1字あたり10円前後の価格ではとても収まりません。

 子どもの漢字学習に出していただける金額の範囲ギリギリのところで、なんとか成立しそうなのが電子書籍というわけです。ぜひiPadやiPhoneのブックアプリを使って、電子書籍の漢字eブックをぜひ活用してください。

 1年生と3年生の漢字eブックは、下記の記事でも紹介しています。

漢字eブック1年生が完成しました 漢字eブック3年生を発売中!

 

7 COMMENTS

鷲尾

これは楽しみです!
是非、指導用にも我が子用にも使ってみたいです。写真もとても美しいですね。

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かず

サンプルを拝見しました。
素晴らしい教材だと思います。
読み方別の言葉集、イメージ写真、さらに音声もと、視覚的聴覚的な資料が豊富で、さらに単純に読み物としてもおもしろいです。
ちなみに「図」を、子どもと使ってみましたが、
声優さんの言い方を真似して、すぐに覚えてしまいました。
くにがまえ、と、そことじ、も!
操作しながらどんどん読みたがっていました。
発売が待ち遠しいです。

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ミチムラ親子

ありがとうございます。低学年のころにそのような覚え方を身につけられたら、高学年の漢字学習は簡単に思えるはずです。ただし、学年が上がるにつれて語例の数も少なくなり(実際に使う言葉が少ない)、イメージ写真のセレクトも難しくなってきますが、とにかく6年生まで完成できるようにがんばります!

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しぶ

素晴らしい教材ができましたね!
子どもが自分からどんどんページめくり、漢字に親しんでいく様子が目に浮かびます。
何といっても写真が素敵。大人の解説も楽しみです。
先生、ありがとうございます!!

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こじま

はじめてコメントを差し上げます。
とにかく漢字が苦手な小2の長男が漢字カードおかげでどんどん覚えられるようになってきました。覚え方がとても合っているようです。
海外に住んでいる妹に動画版をぜひ勧めたいと思います。
他学年の動画版も楽しみにしております!

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ミチムラ親子

ありがとうございます。こじま様のがんばりがあってこそだと思います。
海外在住の方達こそ書いて覚えることに疑問を持つ方は多くいらっしゃるので、そうした方たちからの反響も大きいです。
他学年の製作も引き続き、がんばります。よろしくお願いいたします。

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