一般的に漢字学習では書けるようになることが重視されます。しかし、学校では教科書の単元を読むための指導にとどまり、読み指導はあまり重視されていません。義務教育の9年間や、さらにその先を見通した指導をするために「訓読み・音読み」のしくみを教えることはとても大切です。

 

漢字の読みには音訓いろいろありますが、とくに音読みの習得が高学年の学習全般で大きなカギを握っています。漢字仮名交じり文をうまく読みこなせない子どものほとんどは音読みにつまずいているケースがほとんどだからです。しかし音読みには同音がたくさんあって混乱しやすいため、音読みと訓読みを羅列して覚える方法では子どもが読みから漢字を区別できるようになりません。それを解決するのが音訓セットの「漢字のタイトル」です。書かずに唱えて覚える方法と同様に、口に出して唱えることで音読み熟語(漢語)に強くなります。

 

「漢字が書ける、読める」という自信は、子どもたちの今後の学習に大きな力となります。漢字学習はすべての学習の基礎。だからこそ書かせる苦痛な学習ではなく、楽しい学習を心がけることがとても大切です。

字は部品が組み合わさってできていることは、ほとんどの日本人が知っています。しかし、部首名を知らない、部首以外の部分をうまく言えないために大損をしているのです。部品名を知ると、部品を組み合わせて字の形を口で表現できます。また、形の変化や書き順には規則性がある。そんなことを知るだけで、子どもたちは簡単に漢字を書けるようになります。

 

漢字は実に合理的にできています。その素晴らしいシステムを子どもに教えなければ全く意味がありません。それを知らずに漢字を覚えようとする子どもは、「たて、たて、よこ、ななめ……」と線構成で覚えようとするでしょう。この方法で1,026字ある小学校で習う漢字すべてを覚えるのは無理があります。

 

実際に高学年になるにつれて漢字の習得率は落ちます。5・6年生の漢字テスト平均点は50〜60点しかありません。その学年で習う漢字の半数を習得できていないのです。しかし、ミチムラ式漢字学習を導入した高学年のクラスからは、漢字テストの平均点が95点を突破するなどの嬉しい報告が続々と寄せられています。

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習は基本漢字と部品だけ

ミチムラ式漢字学習法は「書かせない漢字学習」が基本テーマです。しかし、基本漢字と部品だけは正確に書けるための練習が必要です。しかし書けるように練習するのは基本漢字148字と部品124字の合計272字だけです。これらの字を書けるようになるだけで、小学生で習う1,006(1,026)字だけでなく、中学校までに習う常用漢字2,136字をすべて書けるようになります。つまり書く練習はたったの12.7%しか必要ありません。しかも基本漢字と部品はどれも簡単な字ばかり。漢字学習がとてもラクになります。

漢字を部品で覚えるメリット

部首・部品の名前を覚えると、書かなくても形をイメージできるようになります。すると、主に4年生以降の漢字は書いて覚えようとする必要がなくなります。なぜなら漢字を構成する部首・部品は何度も繰り返し様々な漢字に登場するからです。さらに部首・部品の意味を知ると、漢字の意味の正確な理解にもつながります。また、子どもたちが間違えがちな漢字の書き間違えも減ります。部首の名前と意味を覚えることは、余計なことを覚える遠回りな学習に思われがちですが、実は漢字の本質に根ざした「急がば回れ」の学習なのです。

徹底的に調べた読みのしくみ

読み方の提示方法や指導時期は使う教科書によって異なります。とくにあとの学年で音読みを教えることが子どもたちを混乱させています。そこで、学習段階で分けて提示される読み方や2つある音読み、辞書で調べるときに知っておいたほうがよい読み方などを徹底的に調べ、子どもたちが学びやすい方法を研究しました。そしてNTTの「単語親密度データベース」を参考に同音異義語を外し、動詞化・形容詞化・接頭接尾語付加・複合語にするなどして熟語とセットになるように工夫して提示しているのがミチムラ式独自の「漢字のタイトル」です。口で伝えても日本人なら誰もが漢字を特定できる組み合わせであり、音読みの習得だけでなく子どもたちの語彙を増やすことに役立ちます。

本来あるべき学習スタイル

部品に注目できるようになると、バラバラに見えていた漢字に関連性があり、意味までつながっていることを理解できるようになります。すると子どもは「漢字のおもしろさ」に気がつき、知的好奇心を刺激されて「学ぶ楽しさ」を知ることができるのです。すると、子どもたちは自分で辞書を開いたり、調べ学習ができるようになるなど、能動的な学習へ発展します。これこそが本来あるべき学習の姿です。学習全般の基礎となる漢字学習を通して、こうした能動的に学習する姿勢を身につけることはとても意味のあることです。

読み書きが苦手な子どもへの

指導ポイント

子どもの特性を見極めて学習の進め方や内容を工夫しましょう

 

エピソードを読む

  • 何よりも大切なのは子どもたちに「楽しい」と思わせること。「できた」を少しずつ増やして学ぶ楽しさ、知る喜びを共有しましょう。
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書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるっ

どういうこと?