ミチムラ式学習法の原点は視覚障害者の漢字学習です。漢字を見たり書けない盲学校の児童たちが漢字を学ぶための方法がベースになっているので、ディスレクシアなど読み書きが苦手な子どもはもちろん、すべての子どもにとって学びやすい漢字学習法になっています。

 

漢字によく使われる部品のほとんどは低学年に登場します。そのため部品の組み合わせで漢字を学ぶと、学年が上がるにつれて漢字が覚えやすくなります。漢字嫌いが増える高学年の漢字はさらに簡単になります。

 

一方でこれからの時代は、漢字は書けることよりも読めることがとても重要です。義務教育における読みのしくみを徹底的に調べ、漢字が読めるようになるために精選した言葉を教材カードに盛り込みました。

 

漢字一字を書いて覚えることに費やす膨大な労力と時間をミチムラ式漢字学習法で減らすことができます。とくに高学年以降で大事になってくる語彙学習(音読み熟語を意識して使える漢字を増やす)に取り組む余裕が生まれます(ここでも部品の組み合わせ学習法が本領を発揮します)。書いて覚える漢字学習ではなかなかたどり着けない、本来あるべき漢字学習を実践しましょう。

字は部品の組み合わせで構成されていることを多くの日本人が知っています。しかし、ほとんどの日本人は書く以外の方法で漢字の形をうまく説明できません。

 

たとえば2年生で習う「教」は「土・ノ・子・攵」と4つの部品に分解できます。「攵」には「のぶん」という部首名があり、「攵」の形と名前さえ覚えれば「教」の書き方は「つちのこのぶん」で表現できます。

 

部品の組み合わせ方を何度か唱えれば、漢字のカタチを頭の中でイメージできるようになり、何度も書き写す練習をしなくても書けるようになります。「ノ」はカタカナ、「土」も「子」も1年生で習う簡単な字です。「教」の一字を何度も写し書きして練習するより簡単に早く覚えられます。

 

漢字が苦手な子どもにとって、漢字一字の形を記憶するのは簡単ではありません。しかし、漢字をいくつかの部品に分解してあげることで、漢字はとても覚えやすくなります。このようにして小中学校の9年間で学ぶ常用漢字2,136字すべてを必要最小限の部品に分解し、すべての漢字を唱えて覚えられるようにしたのがミチムラ式漢字学習法です。

 

 

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習は基本漢字と部品だけ

ミチムラ式漢字学習法は「書かせないこと」が基本テーマですが、基本漢字と部品だけは書けるように練習が必要です。しかし練習するのは基本漢字148字と部品124字の合計272字だけ。これらの字が書けるようになって名前を覚えれば、中学校までに習う常用漢字2,136字すべてを書けるようになります(書くための練習は全体のわずか12%です)。しかも基本漢字と部品のほとんどは3年生までに登場する簡単な字ばかり。書くのが苦手な子どもでもクリアできます。一方で、多くの子どもが苦しむ4年生以降に習う漢字を書いて覚える必要がほとんどなくなります。

漢字を部品で覚えるメリット

子どもが部首の名前を覚えるのは難しい、漢字学習には直接役立たないと敬遠されがちですが、部品の名前を覚えると形を言葉で区別できるようになります。さらに部品の組み合わせで漢字を覚えていくと子どもの書き間違いが格段に減ります。なぜなら部品はよく似た形が多く、様々な漢字に繰り返し使われているからです。部品は膨大な数の漢字を効率的に覚えたり、漢字の成り立ちから意味を理解するのにも役立ちます。何度も繰り返しますが、4年生から中学校までに習う漢字のほとんどは既習漢字と部品の組み合わせです。部品の名前と形を覚えることで高学年以降の漢字学習はとてもラクになります。

徹底的に調べた読みのしくみ

高学年で漢字の読みにつまずきが見られる原因の多くは「音読み」です。日常生活の話し言葉でよく使う「訓読み」はクリアできても、音読みが入らないために熟語・漢語が読めない、教科書が読めない「漢語の壁」が高学年に存在します。そこで学習段階で分けて提示される読み方や2つある音読み、辞書で調べるときに知っておいたほうがよい読み方などを徹底的に調べ、熟語とセットで提示しているのがミチムラ式独自の「漢字のタイトル」です。口頭で伝えても日本人なら誰もが漢字を特定できる組み合わせであり、知っておくべき言葉です。子どもたちの語彙を増やすことにもつながります。

本来あるべき学習スタイル

部品に注目できるようになると、バラバラに見えていた漢字に関連性があり、意味までつながっていることを理解できるようになります。すると子どもは「漢字のおもしろさ」に気がつき、知的好奇心を刺激されて「学ぶ楽しさ」を知ることができます。学習が楽しくなると子どもたちは自分で辞書を開いたり、調べ学習ができるようになるなど、能動的な学習へ発展します。これこそが本来あるべき学習の姿です。学習全般の基礎となる漢字学習を通して、自ら学ぶ姿勢を身につけることはとても意味のあることです。

漢字が苦手、読み書きが苦手な子どもへの指導ポイント

指導者や保護者が子どもの苦手さや特性を見極めて学習の内容や進め方を工夫しましょう

 

エピソードを読む

  • 何よりも大切なのは子どもたちに「楽しい」と思わせること。「できた」を少しずつ増やして学ぶ楽しさ、知る喜びを共有しましょう。
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書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるって

どういうこと?

書く練習をしなくても

漢字が書けるようになるっ

どういうこと?